クオンツが徹底する「実益主義」
戦略と実行の「両輪」で、真の企業価値向上に挑む
大手ファームで活躍後、クオンツ・コンサルティングに参画されたアソシエイトパートナーの原さん。「戦略と実行の両輪」を回し、真の「実益主義」を追求する同社の独自性、そして創業期ならではの裁量と成長環境について、原さんにお話を伺いました。
プロフィール:
株式会社クオンツ・コンサルティング アソシエイトパートナー。日系大手SIer、日系大手総合コンサルティングファームを経て現職。大規模IT案件のマネジメント、IT企画、要件定義から運用・保守まで多数経験。豊富なデリバリー経験を基盤とした、ビジネス部門・IT部門双方を巻き込んだ現地現物主義のPM伴走支援、DX推進支援に強みを持つ。現在は立ち上げメンバーとして、幅広い案件マネジメントとあらゆる業務に携わる。
業界のジレンマとクオンツへの参画
ーまずは、原さんのご経歴をお聞かせください。
私は大学院を卒業した後、日系の大手シンクタンクにシステムコンサルタントとして入社し、約13年間、主に銀行や証券会社の大規模なシステム開発、社会インフラ的な金融システムのプロジェクトマネジメントに携わってまいりました。その後、日系の大手総合コンサルティングファームに転職し、金融系のIT・PMO案件などを担当しました。
ー大手ファームを経て創業期のクオンツ・コンサルティングへ参画された決め手についてお聞かせいただけますでしょうか。
大きな組織に属していたがゆえに、各コンサルタントの役割範囲が限定的になりがちで、クライアントに真に貢献したいという思いと、私自身の成長速度との間にギャップを感じていました。産業やサービスライン軸でP/L(損益計算書)が細分化される組織構造の壁もあり、組織の多層化・拡大によって、クライアントにとって必ずしも最適ではないチーム編成になることもありました。
そのようなコンサルティング業界のジレンマを感じる中で、クオンツ・コンサルティングの代表である佐上のビジョンに感銘を受け、参画を決意しました。そのビジョンとは、「日本企業をテクノロジーの力で変革し、国全体を元気にするとともに、コンサルティング業界のビジネスモデルそのものも変えていく」というものです。
これは非常に革新的であり、創業から3年9カ月で上場を果たした、M&A総研ホールディングスという強固な基盤と実績があるからこそ、実現できる可能性が高いと感じました。そして、何よりも、優秀な方々が集まる環境で、創業メンバーとして自ら組織運営や制度設計にも積極的に関わり、成長できるという点に大きな魅力を感じたからです。
ークオンツ・コンサルティングは「事業会社発のファーム」として注目されていますが、この独自性についてどうお考えですか?
私たちが事業会社発であることは、まさに唯一無二の強みであり、我々のDNAそのものです。
コンサルティング業界では、なにかと戦略立案後の「現場での実行」が軽視されがちです。しかし、本来なら、戦略立案と実行の両輪が回らなければ企業変革は実現できません。私たちM&A総研ホールディングスは、自社の急成長においてもDXやAIを徹底的に活用し、業務の圧倒的な効率化と生産性向上を実現してきました。この「自分たちが急成長した実績」に基づき、クライアントにも徹底して実行にまでコミットメントし、結果を出すことにこだわります。
私自身、アソシエイトパートナーとして、チームを引きつれて工場や製作所などの現場に足を運ぶことは日常茶飯事です。経営層・コーポレート・事業の全階層で得られる現場の生の声を吸い上げ、経営と現場をつなぐ価値を提供できる。これが、単に机上の空論で終わらない、私たちの最大の強みだと考えています。
仕事のやりがいと「実益主義」の徹底
ー現在、立ち上げメンバーとして幅広い案件に携わっていらっしゃいますが、どのような案件が多いのでしょうか?
インダストリーに関して、特定の分野に偏りはなく、IT戦略から経営戦略まで幅広く対応しています。たとえば、大手重工業メーカーの次世代基幹システムの刷新プロジェクトへのPMO支援、教育企業のコスト構造改革の実行支援、テクノロジー企業の業務改革など、分野や業務領域が異なる複数のプロジェクトを同時並行で担当することが多いです。
ー特に印象に残っているプロジェクトはありますか?
特に印象に残っているのは、ITをバックグラウンドに持つ私が、ITを手段として用いる「教育企業のコスト構造改革」案件に携わったことです。クライアントが全社的なコスト削減を目指す中で、業務データを分析し、無駄を見つけ出す。そして、その全体方針を経営層と連携して決定し、実行までを現場に展開しました。
これまでの経験とは異なり、コスト削減という上流の意思決定に深く関与できたため、非常に新鮮でしたし、クライアントの「実益」に直結する手応えと大きなやりがいを感じました。
ー立ち上げフェーズのファームならではの「やりがい」を教えてください。
創業フェーズであるため、個人に託されている裁量が非常に大きいことが、何よりのやりがいです。巨大な組織の中で歯車の一部になるのではなく、私自身がクライアントに初めてコンサルタントとして関わる立ち上げ案件が多く、マネジメントの責任の大きさと、困難を乗り越えた時の達成感を強く感じています。
「実益主義」を磨き続けるために、私たちは品質、コスト、スピードに徹底的にこだわっています。
ー品質、コスト、スピードという「実益主義」を徹底するために意識していることを教えてください。
品質面では、クライアントとの間に強固な信頼関係を築くため、フィードバックを週次でいただき、翌週には必ず改善するという高速なPDCAサイクルを回しています。また、単に戦略を描くだけでなく、最終的にはクライアント企業だけで戦略実行やDXが進むことを目指し、実行にまで強くコミットメントすることが、結果的にコストパフォーマンスの高いご支援につながると信じています。
チームの力とキャリアビジョン
ー現在、立ち上げメンバーとして組織運営や制度設計にも関わっていらっしゃいますが、事業の長期的な成長と組織づくりという経営視点で、具体的にどのような役割を担っていると感じていらっしゃいますか?
一つ目は、全社の売上目標達成に向けた戦略策定と人員配置です。私はデリバリーのマネジメントに加え、全社の目標を達成するために、最適な人員配置やアカウントプランの策定にも深く関わっています。具体的には、各メンバーが最大限に力を発揮できるよう、組織の役割分担を調整し、どうすれば最大の成果を上げられるかという戦略を練っています。例えば、特定の重要なアカウントに対しては、その分野に特化したメンバーをアサインし、それぞれの得意分野を活かして事業成長を加速させるというアプローチを取っています。
そして二つ目は、自社の経営課題への取り組みです。私たちはクライアント企業の経営支援を行うだけでなく、自社の経営課題にも真剣に向き合っています。近年は、社内の組織体制の見直しや採用プロセスの改善、評価制度の再設計など、“自社をより良くする取り組み”を全社的に推進しています。特に大事にしているのは、こうした取り組みにスタッフ層も手を挙げて参画できる文化を作っていることです。
具体的な例を挙げますと、採用プロセスの改善では、現場のスタッフ層が求める人材像を具体化し、面接やインターンの運営にも参加しています。また、新入社員のオンボーディングのプロセス改革では、現場のスタッフが『新入社員が早期に活躍できる環境づくり』について積極的に意見を出し合っています。スタッフ一人ひとりが経営課題に対して主体的に関わることで、私たちの改善活動はより現場に即した、実践的なものとなり、それが結果的にクライアントへのデリバリーの質の向上にも役立っている。こうした自社の“組織づくり”に深く関われる点は、まさに経営に近い視点だと強く感じています。
ーコンサルティング業界では個人主義の色合いが強いと言われますが、クオンツ・コンサルティングではチームとしての総力戦を重視しているそうですね。
社内の不和につながるような組織の壁を決してつくらず、全メンバーの知見や経験をクライアントのために総動員できる姿勢を、私たちは大切に育んでいます。出身ファームや年代に関係なくフラットに議論できる風土が醸成されており、これからも全員が能動的に動ける組織であり続けたいと強く思っています。
また、若手の育成も徹底しており、マネージャー以上のメンバーが直接プロジェクトでのOJTを行い、業務のフィードバックやキャリア相談を細かく実施しています。若手も自分の志向に合わせた案件にアサインされ、クライアント先で自らプレゼンテーションを行う機会が多いため、成長スピードも非常に早いです。
ー原さんが今後目指すキャリアビジョンは何でしょうか?
私のキャリアビジョンは、これまで15年ほど現場で培ってきた「実行力」を生かし続けることです。現場での実行力を実現するプロセスに、戦略的な視点やスキルを加えていき、最終的には企業を前進させるために、戦略策定とその具現化を両立させる「戦略と実行の両輪を回せる存在」になりたいと考えています。
ークオンツ・コンサルティングが目指す姿についてはどうお考えですか?
クオンツ・コンサルティングが目指す姿は、コンサルティング業界のビジネスモデルそのものを変革し、クライアントへ真の「実益」をもたらす新たなコンサルティング像を目指すことです。
そのために、私たちがマーケットに認知される規模に成長することが不可欠です。グループ全体でまず時価総額1兆円規模になることを目指し、その実現に向けて品質、コスト、スピードに徹底的にこだわり実益主義を磨き続けていく。そして、その取り組みを加速させるための組織づくりを、私も牽引していきたいと考えています。
編集後記
原さんの思いは「戦略策定とその具現化を両立させ、両輪を回せる存在」となること。これを実現するため、クオンツは「品質、コスト、スピードに徹底的にこだわり実益主義を磨き続けていく」という決意を揺るぎません。組織の壁のないフラットな環境で当事者意識を磨き、クライアントへ真の「実益」をもたらす新たなコンサルティング像を創造する。その挑戦の先に、HD時価総額1兆円規模への成長という未来が待っています。
