クオンツ・コンサルティングの新卒研修って何をする?
【第1回】研修全体マップ
「コンサルタントになるための研修」と聞くと、難しい理論をひたすら詰め込むイメージを持つ方も多いかもしれません。しかし、クオンツ・コンサルティングの新卒研修が目指しているのは、「クライアントに価値を提供できる、信頼される一人前のコンサルタント」に一歩でも早く近づくこと。
この記事では、新卒研修の内容を全6回にわたってご紹介していきます!第1回となる今回は、まず研修全体の見取り図として、どんな研修が、どういう意図で用意されているのかを、これから入社を目指す方に向けてわかりやすく紹介します。
研修一覧
クオンツ・コンサルティングの新卒研修では、以下のような研修・演習を通じて、コンサルタントとしての土台を作っていきます。
①マインドセット研修
マインドセット研修では、コンサルタントとして目指すべき姿を出発点に、「自己成長」「チーム貢献」「クライアント貢献」という3つの軸で、どう成長していくかを学びます。学び続ける姿勢や、チームの中で求められている役割を見抜く力、実行を見据えた提案力、相手の期待を超える価値の出し方など、日々の仕事に直結する具体的な考え方を身につけていきます。あわせて、フィードバックとの向き合い方や、挑戦を続けるためのセルフケアについても扱われており、「成果を出し続けるための、心のあり方」まで含めて学べる研修です。
②アソシエイト研修
アソシエイト研修は、これからコンサルタントとして活躍していくアソシエイトに向けて、期待される役割や要件を明確にし、同期同士のネットワークを築き、会社が目指す方向性への理解を深めてもらうための研修です。早期に一人前の戦力となれるよう、成長を後押しすることを目的としています。
③コミュニケーション研修
コミュニケーション研修では、コンサルタントとして信頼を築くコミュニケーションとは何かを学びます。単なる会話のスキルではなく、目的を意識した対話や、相手の期待に応える情報の伝え方など、日々の実務ですぐに使える行動規範として身につけることを目指す研修です。
④ロジカルシンキング研修
ロジカルシンキング研修は、議事録や報告、提案書など、あらゆる仕事の場面で使う「情報や考えを筋道立てて整理し、効果的に伝える力」を身につける研修です。特別な場面だけでなく、日常業務のあらゆる場面に活きるスキルとして学びます。
⑤論点・仮説思考研修
論点・仮説思考研修では、依頼を受けた際に「何を解くべきか」を正しく見極め、限られた情報の中でも仮説を持って考えを進める力を学びます。作業をこなすこと自体が目的化してしまう状態から抜け出し、日々の仕事の進め方そのものを変えていくことを目指す研修です。
⑥タスク設計研修
タスク設計研修では、任された仕事を進めるための「段取りの組み方」を学びます。作業を適切に分解し、見積もり、期日から逆算してスケジュールを組み立てる力を身につけ、実際の業務にすぐ活かせるスキルとして定着させることを目指します。
⑦ショートカット研修
ショートカット研修では、PPTやExcelで資料を作成する際に使うショートカットキーを学びます。あわせて、基本的なExcel関数や、資料作成における基礎知識・お作法も扱われており、演習を通じてショートカットキーを実際に使いこなせる状態まで定着させることを目指す研修です。
⑧ドキュメンテーション研修
ドキュメンテーション研修は、基礎編と応用編の2段階で構成されています。基礎編では、事実に基づいて論理的な示唆を組み立て、資料として構造化する力を学び、応用編では、実際の成果物を題材にした演習を通じて、上司の修正を最小限に、クライアントにそのまま提出できる品質のアウトプットを素早く仕上げる力を磨きます。あわせて、学んだ型を繰り返し実践して体に染み込ませる「PPTドリル」という演習も用意されています。
⑨議事録トレーニング
議事録トレーニングでは、実務でよく使われる議事録の型を学び、プロジェクトや会議の性質に応じてどの型を選ぶべきかを理解することを目指します。議事録とは、会議に参加していない人が読んでも正確に内容が伝わる記録であるべきという考え方のもと、議論の過程や決定事項を的確に残す力を養う研修です。
⑩リサーチトレーニング
リサーチトレーニングは、リサーチの正しい進め方と実践的なテクニックを学ぶ研修です。手順を理解せずに情報収集を始めてしまうと、膨大な情報に埋もれて時間切れになってしまうことがあります。限られた時間の中で、求められている問いに対して質の高いアウトプットを出せるリサーチの型を身につけることを目指します。
⑪データ分析研修
データ分析研修では、データ分析の考え方・知識・分析方法を学び、データに基づいて示唆を語るための土台を作ります。単なる操作スキルではなく、問いを立て、仮説を検証していく考え方そのものを身につける研修です。
⑫ファイナンス研修
ファイナンス研修では、ファイナンスに関する基本的な知識や感覚を習得し、翌日からすぐに使える状態にすることを目指します。クライアントの資料や会話にファイナンス関連の用語が出てきても、意図を理解して対話できるようになるための研修です。
⑬IT研修
IT研修は、4日間を通じてIT投資の必要性とPMOの役割を理解し、PMOとして高い成果を発揮するための考え方と実践ポイントを学ぶ研修です。企画フェーズでは課題と目的を明確にして手戻りを防ぐ考え方を、要件定義フェーズではビジネス要求を仕様に落とし込み合意形成する力を、最終日には品質管理の観点からプロジェクト崩壊の原因と対策を学ぶなど、プロジェクトの各フェーズで求められる実務知識を段階的に積み上げていきます。
⑭BPR研修
BPR研修では、業務改革(BPR)を推進する上で必要になる基本的な概念と、実務に即した標準的なフレームワークを学びます。既存の業務プロセスの延長ではなく、顧客への提供価値を起点にゼロから業務を設計し直す視点を身につける研修です。
(※各研修の詳細な内容・演習例は、第2回以降の記事でそれぞれご紹介していく予定です。)
研修の進み方
これらの研修は、大きく3つの段階に分けて進めていきます。
序盤ではマインドセットやコミュニケーション、ロジカルシンキングといった土台となる考え方を固め、中盤ではIT研修やファイナンス、データ分析、BPRといった専門知識と、ドキュメンテーションなどのアウトプットスキルを積み上げます。そして終盤には、これまで学んだことを統合して発揮する「ケース演習」と発表会で締めくくられます。
「教わる」だけでは終わらない研修設計
新卒研修のもう一つの特徴は、インプット(講座)とアウトプット(演習・フィードバック)が必ずセットになっている点です。
例えば、ドキュメンテーション研修では、SCQAという型を使って「問い」を定義し、ストーリーを組み立てる考え方を学んだ上で、実際の評価マトリクスや課題一覧といった成果物を題材に、その型を使いこなす演習を行います。
また、アソシエイト研修では、「まず成果を出すことからすべてが始まる」という考え方が示されています。成果を出し、信頼を得て、はじめて納得感のある関係が築ける、という順番を、研修の早い段階から伝えているのです。
一人で抱え込まない環境づくり
研修期間中は、日々の学びや気づきを振り返りながら、上長やチームメンバーとの対話を重ねていく運用になっています。フィードバックを防衛的に受け止めるのではなく、素直に改善につなげていく姿勢が大切にされています。困難な局面も成長のチャンスと捉え、進捗が見えなくても基礎スキルを継続的に磨き続けること。こうした心構えも、研修を通じて繰り返し伝えられています。
これからクオンツ・コンサルティングを目指す方へ
クオンツ・コンサルティングが新卒・未経験の方に求めているのは、特別な経験やスキルではなく、「素直で柔軟性がある」「誠実に物事に向き合い、努力を惜しまない」「最後まで粘り強く取り組む姿勢がある」「成長意欲が高く、困難に対しても挑戦するマインドを持つ」といった、土台となる資質です。
そのぶん、研修プログラムや日々のフィードバック、上長やメンバーが個人の悩みにも伴走する「マスター制度」など、一人で抱え込まずに成長できる仕組みが手厚く整えられています。
今回ご紹介した研修は、こうした「早期に基礎を固め、実務で活躍できる人材になってほしい」という会社としての方針をもとに設計されたものです。まずは目の前の一つひとつの学びに、素直に、着実に向き合ってみてください!
