menu background
新幹線運転士からクオンツ・コンサルティングへ。圧倒的裁量を手に、お客様に尽くす

新幹線運転士からクオンツ・コンサルティングへ。
圧倒的裁量を手に、お客様に尽くす

新卒で大手鉄道会社に入社し、新幹線の車掌・運転士の他多岐にわたる業務を約7年経験。命を預かる現場で「見えない相手のことまで想像する責任感」を磨いた小林さん。その後、大手外資系コンサルティングファームでコンサルタントへと転身し、2025年8月にクオンツ・コンサルティングへ入社。なぜ、さらなる挑戦の場としてクオンツを選んだのか。「圧倒的な裁量」、そして業界や職種を越えて貫き続ける「お客様ファースト」の流儀について、インタビューしました。

安定を求めて選んだ鉄道会社。命を預かる現場で得たもの

―まずは、これまでのキャリアを教えてください。

ちょうど10年前、大学院を修了して新卒で大手鉄道会社に入社しました。運輸系統のプロフェッショナル職としての採用で、新幹線の車掌業務から始まり、駅長補佐を経て、最後は新幹線の運転士を務めました。見習い期間を1年ほど挟んで運転士として一人立ちし、トータルで約7年間、鉄道の現場にいました。

―新幹線の運転士もされていたんですね。会社に入社しようと思った理由は何だったのでしょう?

正直に言うと、かなり素朴な動機でした。私は静岡県の出身で、「地元に戻って安定した仕事をしたい」という思いから、それなら鉄道会社だろう、と。元々は高校の教員を目指して教育学部・大学院へ進んだのですが、アルバイトを通じて、「目の前の数十人ではなく、もっと多くの人に価値を届けたい」という思いが芽生え、鉄道会社を選びました。人と人とを結ぶことで誰かが笑顔になれる、そんな仕事に惹かれたんです。

―具体的には、どのような業務をされていたのでしょうか。

最初の2年は新幹線の車掌として車内での接客を、その後は駅で改札や切符売り場の対応、ときには売上金の管理など駅長の補佐も担当しました。そして研修期間を経て運転士免許を取得し、最後の1年ほどは運転士としてお客様を運んでいました。 運転士をはじめとした鉄道の現場での仕事は人の命を預かる仕事です。自分の一つのミスが、誰かの命に関わる。その怖さがあったからこそ、一つひとつの業務をルール通りに丁寧にやり切るその基礎が、ここで身につきました。

―コンサルタントに繋がる要素は、この時点ではまだ見えてこない気もしますが……。

実はここに原点があり、各職場でさまざまな改善活動に取り組みました。例えば、車掌時代にはインバウンドが増え始めた時期に、英語が不得手な乗務員でも案内できるよう、簡単な英語での車内放送の型をまとめて全社に展開しました。私が英語の教員免許を持っていたことが、思わぬ形で役立ったんです。駅では、手順書はあるのに誰も守らず、毎日1〜2時間の残業になっていた締め切り業務を標準化しました。ベテランの暗黙知を形式知に落とし込み、誰もがミスなく早く帰れる仕組みをつくる。この「仕事を工夫して働きやすい環境をつくる」面白さに目覚めたことが、転職の出発点になりました。

―運転士になるための研修は、大変厳しいと伺いました。

厳しいですね(笑)。4ヶ月間は研修センターに泊まり込みで11科目の座学を突破し、その後およそ1年間、現場で厳しい先生とマンツーマンで運転しながら実技試験に臨みます。その先生から言われて今も忘れられないのが、「人生はよく前を見ろと言われるが、この仕事では後ろを見ることも大切」という言葉です。 新幹線の運転台に座る自分の後ろには見えない1,323人のお客様が乗っていて、1人ひとりがそれぞれの想いを抱えている。目に見えない相手のことまで想像し、責任を持ちなさい、と。転職した今も、自分の仕事の先にどんな人がいて、どんな価値を届けられるのかを想像するその責任感は、あの現場で養ってもらったものだと思っています。

「もっと人が働きやすい環境を」コンサルタントへの転身

―7年勤めた鉄道会社から、コンサルタントへ転職を決めた理由は?

大きく2つあります。1つ目は、業務改善をもっと突き詰めたいと思ったこと。鉄道会社は資金こそ潤沢でも、当時は現場のIT化に充てられる予算が少なく、どれだけ効率化したくてもアナログに頼らざるを得ない場面が多くありました。仕組みそのものをつくれる会社で、現場の人が本来の業務に集中できる環境を広げたいと考えたんです。2つ目は、キャリアの行き詰まり。総合職は3年ほどで管理職になる一方、私のような現場職は10年経っても昇進が難しく、将来に不安を覚えました。どれだけ成果を出しても評価されにくいなら、自分の力を高められる環境へ。そう考えて、転職を決めました。

―未経験からコンサル業界へ。不安や壁はありませんでしたか。

もちろんありました。何十社も受けてもなかなか受からず、「転職は難しいな」と痛感しました。それでも、運転士になるときの厳しい研修を耐え抜いた経験があったので、「入ってしまえばどうにかなる」という気持ちもあったんです。最終的に内定をいただいた大手外資系のコンサルティングファームに飛び込みました。あの一歩で、キャリアが大きく変わったと感じています。

―前職に入社後は、どのようなプロジェクトを経験されたのでしょう。

大きく3つです。1つ目は、大手事業会社の事務センターを全国十数拠点から一拠点に集約するBPOプロジェクト。東京勤務を希望していたのに、いきなり拠点のある地方へ赴任になりました(笑)。マネージャーが常駐しない環境で、右も左も分からないまま、お客様から厳しい言葉をいただくこともありました。それでも「覚悟して入った以上、ここで食らいつくしかない」と、自分でパワーポイントやロジカルシンキングを勉強し、コンサルタントの基礎を叩き込んだ1年半でした。2つ目は、大手EC企業のBPR。商品の仕入れや価格を見極める担当者の業務があまりにアナログで本来の力を発揮できていなかったため、自動化できる作業を洗い出して高度化する取り組みでした。離任時に「小林さんが論理立てて進めてくれたから実現できた。このままいてほしい」とお客様に言っていただけたときは、ようやく価値を出せたと実感できました。その後、大手生保のDXプロジェクトのPMOを少し経験し、クオンツへの転職に至ります。

小林隆①

裁量を求めてクオンツへ。

―コンサルタントとしての手応えを掴んだ中で、なぜさらに転職を?

一番は、もっと裁量を持ってバリバリ働きたかったことです。前職は働きやすい一方で規制が厳しく、やりたくても踏み込めない場面や、最後はマネージャーが巻き取ってしまう場面があり、「自分の成長スピードが止まってしまう」と感じていました。もう一つは、お客様が「本当はこうしたい」とおっしゃっても、新しい契約を結ばないと動けないことへのもどかしさです。お客様が困っているのに、お金の話が先に立ってしまう。だからこそ、本当の意味でお客様のために働ける環境へ行きたいと考えました。

―数あるファームの中で、クオンツに決めた理由は何だったのでしょう。

一番、裁量を持って働けると感じたからです。まだ規模の小さい会社だからこそ、一人ひとりが主体的に動き、スタッフ層でもお客様の部課長クラスと折衝しながら自分で仕事を前に進められる。その結果、プロジェクトがどんどん大きくなっていくその姿に強く惹かれました。そしてそれは、今まさに叶っています。早い段階からお客様先のプロジェクトを任せていただき、マネージャーが斜め上の立場でしっかり見てくれる安心感の中で、自分で仕事を前に進めることができました。4ヶ月ほど働いていたら、お客様の課長から「人を増やしていいよ」と言っていただき、今では自分のチームは4名に。役職こそマネージャーではありませんが、それに近い働き方をさせてもらっています

―クオンツ入社からまだ1年も経っていないとのことですが、現在の業務内容を教えてください。

役割は、ビジネスプロセスデザイナーとPMOの2つです。ビジネスプロセスデザイナーとしては、官公庁向けの大規模システムを抜本的に刷新するプロジェクトで、現行業務を可視化し、自動化・省力化できるTo-Be業務フローを設計しています。もう一つのPMOでは、20ほどの案件チームが束ねられた大きなプロジェクトの中で、最も大きな案件を担当。外部ベンダーやお客様側の担当者を合わせて70〜80名規模のチームを、案件オーナーとして進捗・課題管理しています。

「面倒見の良さ」という決定的な違い

―社内に相談できる環境はありましたか?

もちろんありました。マネージャーは別プロジェクトながら斜め上の立場で、チャットで相談に乗ってくれたり、お客様先に顔を出してくれたり。そして前職との最も大きな違いが、パートナーやアソシエイトパートナーと、週に1回必ず15分の報告・相談の場があることです。困りごとを伝えれば、その場で進め方のアドバイスがもらえる。前職ではパートナークラスの方と会話できる機会がほとんどなかったので、ここは決定的に違うと感じました。裁量を与えてもらえる一方で、決して放任ではなく、面倒見が良い。この両立こそが、クオンツらしさだと思います。

―実際に後輩を育てる立場になって、いかがですか。

自分の仕事をしながら下のメンバーを育てるのは簡単ではありません。でも私自身、前職で右も左も分からないまま厳しい言葉を浴びた経験があるからこそ、自分の下に来てくれたメンバーには、同じ思いをさせたくない。忙しくても、レビューや相談の時間は必ず確保するようにしています。人生は、感謝と恩返しだと思っているので。お客様の課長・部長クラスと方針を決められるようになったことに加え、一つ上の目線で動けるようになったことは、クオンツに来て成長できた点だと感じています。

―お客様の期待を超える提案は、簡単ではないと思います。何を意識していますか。

日々、本当に難しいと感じています。論理で詰めることはできても、人は論理だけでは動かないと思っています。だから、「この方はこういう考え方をして、こういう気持ちを抱きやすいから、こう伝えれば届きやすいのではないか」と、相手の感情まで想像する。論理と感情の両方を意識してコミュニケーションを取ることを、何より大切にしています。

「コンサルっぽくない」と言われる、お客様ファースト精神

―デリバリーにおける、クオンツの強みはどこにあると思いますか。

臨機応変さだと思います。契約はもちろんありますが、目の前のお客様が何に困っていて、自分たちに何ができるかを考え、体制やスコープを柔軟に変えたり、人を増やしたりできる。現場に密着し、お客様ファーストで価値を出し続けられる環境が強みです。実際お客様からよく言われるのが、「クオンツって、コンサルっぽくないですよね」という言葉。今のプロジェクトには他に3社のコンサル会社が入っていますが、「クオンツの皆さんは人柄が良く、こちらのことをちゃんと考えて話してくれるから接しやすい」と。常駐していても、私たちは一緒に働く仲間です。論理で詰めるだけでなく、雑談も交えて気兼ねなく話してもらえる関係を築く。それも価値を出しやすさに繋がっていると思います。

―社内のカルチャーについて、前職との違いはありますか。

コミュニケーション力が高く、面倒見の良い人が多いですね。メンバー同士がお互いを気にかけ、エスカレーションもすぐにしてくれますし、人と人との繋がりが希薄でなく、むしろ濃いと感じます。私のチームでは、月・火・水の朝に30分の全員ミーティングを開き、タスクの確認だけでなく休日の話もします。週に一度は必ず全員でランチへ。仕事一辺倒では疲れてしまいますから、プライベートな雑談も大切にしています。お客様のために働くことへ、皆のベクトルが揃っている。それがクオンツのカルチャーだと思います。

すべての経験は繋がっている。これから描くキャリア

―タスクフォースなど、会社づくりへの関わりで挑戦したいことは?

まだタスクフォースには参加していませんが、人材育成や採用にとても興味があります。元々は教員を目指していたこともあり、人を育てることが一番関心のある領域なんです。自分の興味のある分野で会社の成長に貢献できれば、会社としてできることも増えていく。そう考えると、これからが楽しみです。会社が大きくなったら開拓したいお客様もあって...!提案書を書けば営業が開拓してくれるチャンスもある。すべての経験は、どこかで必ず繋がっていると感じています。「言葉一つにうるさい」とよく言われるのも、無線のやり取りでの聞き間違いが思わぬ事故に繋がる鉄道時代の癖。今もレビューで言葉の意味や伝わり方にこだわるところに、活きているんです。


 タスクフォース詳細記事:https://career.quants.co.jp/257-quants-consulting/

―大切にしているマインドと、今後のキャリアパスを教えてください。

マインドは、「気合と根性」そして「感謝と恩返し」です。お客様の期待値を超える仕事をしなければ、と常に自分のお尻を叩いています。与えられた役割だけでなく、お客様の困りごとに何かできないか、自分が離れた後もお客様の業務が回る仕組みを残せないかを意識する。「あのとき小林さんが作ってくれた資料を真似したらうまくいった」「またあの人に頼みたい」そう思っていただけることを目指しています。キャリアとしては、まずはマネージャーになり、会社の経営や組織の拡大に貢献したい。食わず嫌いせず何でも吸収し、幅広い知見を持ったマネージャーになるのが目標です。機会があれば、海外案件にも挑戦してみたいですね。

―最後に、転職を考えている方へメッセージをお願いします。

もっと仕事がしたい、今の環境に行き詰まりを感じている、そんな方にぜひ来ていただきたいです。コンサル未経験の方や経験が浅い方でも、しっかりフォローを受けられる環境なので、気負う必要はありません。「自分にはこういう強みがある」「こんなふうに貢献したい」「コンサルタントとして成長したい」そんな強い思いさえあれば、必ず成長できる環境です。フォローは私たちがしっかりしていきますので、ぜひ気軽に応募してみてください

編集後記

命を預かる運転席から、70〜80名のプロジェクトを率いる現場へ。一見すると遠く離れた二つのキャリアを、小林さんは「見えない相手のことまで想像する責任感」と「お客様のために働く姿勢」で、まっすぐに繋いでいました。裁量を求めて飛び込んだクオンツで半年と経たずにチームを率いるまでに。その背景には、本人の覚悟だけでなく、パートナーが週に一度必ず時間をつくる「面倒見の良さ」がありました。挑戦を求める人に大きな裁量を委ね、それを組織全体で支えるクオンツ・コンサルティングには、小林さんのような「志ある挑戦者」が伸びていく土壌が、確かに根づいています。