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富士通17年、ベイカレント6年を経て「クオンツ・コンサルティング」へ。「循環するアサイン」で人を育てるディレクターの流儀

富士通17年、ベイカレント6年を経て
「クオンツ・コンサルティング」へ。
「循環するアサイン」で人を育てるディレクターの流儀

新卒で富士通に入社し、17年間SIerとしてハード・グローバル事業・大手航空会社アウトソーシングまで幅広い事業を経験。2019年にベイカレント・コンサルティングへ転職し、シニアマネージャーまで上り詰めたのち、2025年、当時100人規模だったクオンツ・コンサルティングへ中途入社した平田さん。コンサル複数社の経験、アサイン・評価制度・ワンプール制度の特徴、そしてディレクターとして実践する「メンバーが循環しながら育つ」アサインの哲学まで、じっくりお話を伺いました。

SIerとして17年。事業会社の”隅から隅まで”を経験

―まずは、これまでのキャリアを簡単に教えてください。

2002年に社会人になり、新卒で富士通に入社しました。富士通には17年間在籍し、2019年にベイカレント・コンサルティングへ転職。6年間コンサルティングを経験したのち、2025年にクオンツ・コンサルティングに参画しました。

―富士通時代は、どのようなプロジェクトを手掛けてこられたのですか。

富士通というとメーカーのイメージを持たれると思うのですが、モノづくりに関連する業務意外にも様々な経験をさせていただきました。最初は保守部品の資産管理を担当し、保守部品の残高コストを最適化するロジック設計に携わりました。その後は国際会計基準への対応、さらには新サービスの企画を任され、購買ルートの確保やベンダー開拓、営業、デリバリーまでを一気通貫で経験しました。ドイツに駐在した時期もあり、国内外の物流システム統合の現地調査を担当したほか、帰国後は大手航空会社向けのグローバル部門を丸ごとアウトソーシングする事業で、コスト削減や品質向上に取り組んでいました。事業会社において、一通りビジネスに関する経験ができたのは非常にいい経験だったと思っています。

「20代の自分」が気づいた、コンサルという仕事の価値

―17年勤めた富士通から、なぜ40歳の節目でコンサル業界への転職を考えたのですか。

まず転職を考え始めたきっかけは、働き方を変えたかったからです。当時子どもが小さく、深夜や早朝も海外とのやり取りが発生するグローバル部門の働き方が大変でした。社内のコンサル部門への異動を考えましたが、組織改編でその部門自体がなくなってしまい、話が白紙に。それならばと、外のコンサル業界を探し始めました。

なぜコンサルだったかというと、理学部で数理生物・モデル計算をやっていたことが原体験にあります。富士通に入社して一番最初に担当した保守部品の残高コスト最適化のプロジェクトで、資源の最適配置を計算し直し、当時500億円あった残高の3分の1をカットでき、100億円超のコストダウンになる提案を上申したことがありました。しかしながら、20代の若手の話は信用されず、不採用となりました。ところがちょうど営業に来ていた物流コンサル会社に調査を依頼したところ、高額なツールを使った彼らの結果が、自分の計算とほぼ変わらなかったんです。そこで初めて社内に信じてもらえたのですが、同時に「日常業務がこんなに価値になるのか」と、コンサルという商売の価値に気づいた瞬間でもありました。

―数あるファームの中で、なぜベイカレントを選ばれたのですか。

他社も含めてかなり多くの企業を受けました。その中で一番面白そうだったのが「ワンプール」という仕組みでした。私は同じことを続けるのが苦手なタイプで、1つの専門性を極めるより、いろいろな案件に関われる環境に魅力を感じたんです。また、それまで運用系のインフラ案件でお客様から直接感謝されにくいポジションにいたこともあり、課題解決でお客様に直接感謝いただけるコンサルの仕事に強く惹かれていました。

ベイカレントで培った経験と、コンサルとしての土台

―ベイカレントでは、どのようなご経験を積まれたのですか。

本当にいろいろな案件に携わりました。「何でもやります」と言っていたこともあり、業界で言うと8業界ほどを経験しています。テーマを決めずに未経験の領域にも飛び込んでいった結果、最終的にはシニアマネージャーまで昇格することができました。いろんなパターンを経験できたことで、どんな状況でもやれるという自信がつきましたし、難易度の高い案件も楽しんでやれるようになったのは大きな収穫でした。

―コンサルとしての型を身につける中で、苦労や成長実感はありましたか。

最初は苦労しました。僕は1つの課題に対して「答えはこれだ」と自分で決めて動くタイプだったので、あらゆるパターンを検討して結論を出すコンサルのスタイルにはなかなか慣れませんでした。ただ、それを学んだことで提案の説得力は格段に上がったと考えています。また、内容にもよりますが案件のサイクルもコンサルでは1年未満で回っていくので、経験や成長のスピードが全然違うというのは強く感じましたね。

平田①

なぜ、拡大期のクオンツだったのか

―そこからなぜクオンツへ?

当時は転職を本格的に考えていたわけではなかったのですが、興味本位で開いたスカウトから、面白い会社だなと目に留まったことがきっかけでクオンツ・コンサルティングの存在を知りました。そのうえで佐上社長の話を聞く機会があったのですが、それがとても面白かったんですよね。グループ会社のM&A仲介を立ち上げた経緯や、そこからコンサルを立ち上げた理由、「コンサルだけじゃない会社」であるという話に強く興味を惹かれました。中小企業を助けるM&Aから始まり、次は大企業へ、という発想のスケール感をお聞きして、とてもワクワクしたことを覚えています。

―入社決断の背景には、どんな想いがあったのでしょうか。

たぶん根拠のない自信だったと思います。話を聞くうちに「この会社は大きくなる」という確信に変わり、それならば自分もそこに関わりたい、と。会社を大きくすることに自分も貢献できるし、良い仲間がこれからも集まってくる、そんな期待がありました。

コンサル2社を経験して感じるクオンツの特徴

―クオンツに来てからは、どのようなプロジェクトを経験されていますか。

現在は2つのプロジェクトに関わっており、いずれも基幹システム刷新系のプロジェクトに上流から入らせていただいています。具体的には基幹システムの刷新で、グランドデザインを作る手前のAs-Isの整理からやっているようなイメージです。

―クオンツのアサインの特徴はどう感じていますか。

クオンツでは、プロジェクトでのパフォーマンスと、そのプロジェクトを終えたときにどう成長しているかの両方を考慮してアサインが組まれている印象があります。内部のアサイン面談や、営業担当・お客様・コンサルタントという三者それぞれの丁寧な関わり方からも、コンサルタントと案件のマッチ度を多方面から検討してアサインしているというのを感じます。 

―デリバリの部分で感じるクオンツの特徴はありますか。

品質へのこだわりは強く感じていますね。
まず、パートナーが各プロジェクトの品質をしっかり担っています。一般的にパートナー職というと現場への関与が少ないイメージがありますが、クオンツでは必ず毎日1回以上は各プロジェクトにパートナーが顔を出して状況確認とアドバイスをしてくれます。私くらい経験を積んでいても抜け漏れは出るので、パートナー視点でのアドバイスは非常に助かります。
また、採用の基準を落とさないことも重要だと感じています。スキルセットや経験はもちろんですが、人柄もかなり重視していますし、拡大期でありながら厳しい目線で採用活動をしているのも特徴だと感じています。

―評価制度についての特徴はいかがでしょうか。

クオンツでは、自分のパフォーマンスを直接見ているプロジェクトマネージャーの評価に加え、お客様からの評価も重視している印象があります。その点で、現場のメンバーとしてもちゃんとやってきた品質がきちんと評価されることが、結果としてプロジェクトの品質にも繋がっていると思います。

メンバーを育てる「循環するアサイン」という哲学

―ディレクターとしてアサインにも関与されていると思いますが、アサインを考える際に大事にしていることはありますか。

デリバリーの品質を担保することは大前提ですが、それだけでなく、プロジェクトが終わる頃にメンバーがどれだけ成長し、どんなポジションになっているかまで考えてチーム編成を考えています。理想は、たとえばマネージャー・シニアコンサルタント・コンサルタントの3人チームであれば、1年後にはコンサルタントがシニアコンサルタントの仕事を、シニアコンサルタントがマネージャーの仕事を担えるようになり、マネージャーは別のプロジェクトで新しいメンバーを迎える。そうやってメンバーが循環しながら成長していく体制を意識しています。

―マネジメントにおいて、大事にしていることは。

僕自身「人を育てている」意識はあまりないと考えていて、その人にとって適切な環境にあれば基本的に人が勝手に育つものだと思うんです。その中で自分の役割として一番大事なことは育つ環境を用意することと、育った先の姿を見せること。「1年後にはシニアコンサルタントに上がってね」と事前に伝え、実際に上のポジションにいる人の姿を見て学んでもらう。それが一番自然な方法だと考えています。

社風の特徴―「ギラつき」がない、チームワークの会社

―平田さんは採用にも関わっていますが、中途入社の方から社風やカルチャーについて聞かれることは多いですか。

多いですね。「自分と同世代でも、若い人たちの中でやっていけるか」という意味合いも含めて。私がいつも答えているのは、明るくて、コンサルにありがちなギラついた雰囲気がなく、みんなで会社を大きくしていこうというチームワーク感が強い会社だということです。実際そう感じているので、その通りに答えています。

平田②

会社を、そして自分自身を大きくする面白さ

―入社前に思い描いていたことは、今の環境で実現できていますか。

満足度は100%です。会社が拡大フェーズにある中で、採用にも関わらせていただき、デリバリーについても裁量を持ってできています。入社時は100人台前半でしたが、今や200名を超えています。2倍以上のスピードで会社が大きくなっていくのは、驚きのスピード感ですが、そのままの勢いで良い組織を作っていけるよう引き続き会社創りも楽しめたらと思っています。

―組織作りに携わる面白さについても伺えますか。

タスクフォースを通じて、いろんな方が組織作りに貢献しているのを感じますし、実際に会社も制度もどんどん変わっていきます。半年経つと「こんなに変わったんだ」と驚くほどのスピード感です。前職でも採用に関わっていましたが、採用してきた人の社風が、そのまま会社の社風になっていく。だからこそ、今後こういう組織になっていってほしいという思いを込めて、採用に携わっています。


タスクフォース詳細記事:https://career.quants.co.jp/257-quants-consulting/

―キャリアに詰まり感を覚えている方にとって、クオンツで得られる面白さはどこにあると思いますか。

ワンプールの素地があり、自分の希望やキャリアを加味したアサインを考えてくれるので、やりたいこと・成長したい方向に沿ったプロジェクトが回ってきやすいのは大きな魅力です。私自身「何でもやらせてほしい」とわがままを言っているので、今の職位になっても経験したことのない新しいプロジェクトにも挑戦することができ、難しくも刺激的な環境です。詰まりを感じている方には、ぜひクオンツに来てチャレンジしてほしいですし、何歳からでも必ず成長できると思います。

目指すのは、「遊び心のある組織」

―今後、クオンツで実現したいビジョンはありますか。

会社の拡大に貢献しながら、遊び心のある組織を作っていきたいと思っています。効率的であることは素晴らしいことですが、そこにプラスアルファの”無駄”があって初めて、人は豊かさを感じられると思うんです。プロのダンスチームを持っていることも、組織としての豊かさの表れだと思います。社員にもお客様にも、そういう余裕やプラスアルファの楽しみを一緒に作っていけるファームになれたらと思っています。


佐上が考えている「娯楽のプラットフォームを作る」という、いわゆるクオンツ・シティ構想の話には、本当に感動しました。その下地作りのためにも、まずは会社を大きくすることに貢献したいと思っています。

これからクオンツを目指す方へ

―最後に、入社を検討している方へメッセージをお願いします。

コンサル経験者でも未経験者でも、どちらでも成長できる環境がクオンツにはあると思います。ワンプールの中で、自分の強みを活かしながら、まだ知らない領域に飛び込んでいくことで、知らなかったことを知り、自分の強みやできることがどんどん増えていきます。そうした環境に恐れずにチャレンジしてほしいです。私自身、毎日刺激的で楽しい経験をさせてもらっているので、ぜひ一緒にやりましょう。

平田➂

編集後記

富士通での17年間で「事業の隅から隅まで」を経験し、40歳という決して早くないタイミングでコンサル業界に飛び込んだ平田さん。「かっこいい転職理由ではない」と謙遜しながらも、その言葉の端々には、課題解決の本質を見極める冷静さと、「根拠のない自信」で新しい環境に飛び込む行動力が同居していました。日系大手ファームでの経験があるからこそ語れる、アサイン・品質・評価制度の違い。そして「メンバーが循環しながら育つ」というディレクターとしての哲学。効率の先にある”遊び心”を大切にしたいという言葉には、拡大期のクオンツならではの、これからの可能性が感じられます。